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アザー・ミュージックのサのレビュー・感想・評価

アザー・ミュージック(2019年製作の映画)
4.0
レコードや音楽だけでなく、他の事柄にも通づるのではないかと思う話がたくさんあった

このレコードショップが人々を惹きつけるのは、密な言葉のコミュニケーションがあったからだ。知識豊富なレコードオタクの定員が丁寧に接客をしていた。音楽の背景にある物語を伝え、お客さんを惹きつける力をもった店員が素敵だった。
さらに、手書きポップも添えてあった。聴いた時の感動を熱く書きとめられたものに、魅せられるお客さんは多いだろう。
成功の秘訣は、いつでも人対人の丁寧な言葉のやりとりである。豊富な知識と、言葉。何にせよ言葉だ。


働いていた店員についても特徴があった。普通の会社では働けないような人たちだった。レコード好きの大事なあたたかな居場所になっていた。


最後、取り壊しのところで、廃材でリズムを取り出していたところが印象的だった。音楽好きらしい終わり方だった。
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