最高!最高!最高
冒頭spectrumのcdが陳列されているのが見えた時点でもう最高のレコード屋やないの…となったが、内容もBGMも素晴らしかった。B2ポスター売り切れで馬鹿でかいB1ポスター買ってしもうた
行ったことないレコード屋のドキュメンタリーでここまで惹きつけられるのは、やはり製作陣もレコード屋に集まる客もスタッフ皆不器用さを抱えながらも音楽への愛と溢れていたからだろうな…共鳴度が半端なかったです。
日本でぼんやり仕事しながら生きていて、この歳になってこのままでいいのかな?っていう漠然とした、浮き足だった孤独や不安に苛まれていたけど、社会に適応できない自分のことをもっと信じて、突き進んでいいんだなーと思える映画でした。
平日仕事してる時はすっかり忙殺されてそれが1日の大半を占めるから、もはや自分が誰だったのかもわからなくなるというか…そんな時に道標になるような映画だと思ったし、それだけ音楽が自分にとってアイデンティティのひとつだったんだよなーと改めて実感できた。
身体性精神性含め個人的体験はネットの海に広がる膨大な情報にもAIにも変え難いわけで、音楽や映画っていうのはそういった体験を通じて人そのもののアイデンティティとして個々人を結びつけてきたわけですよ。だから、たくさんの体験を提供してきたアザーミュージックやみなみ会館などのカルチャーの聖地がなくなったという事実を受けて、この先どうなっちゃうんだろうか、と不安にもなるけど、同時に皆悔しく感じていて、好きなものを好きだと信じる強さがあるんだってこの映画を通じて教えてもらえた気がする。それが分かっただけで、今はちょっともう涙ちょちょぎれてます
みなみ会館で映画を最後に観れて本当に良かった〜