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アメリカン・ユートピアのkabarrrのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
4.3
これは映画館で観なくては伝わらない作品だと思う。

劇中で用いられる楽曲には、『everyday』や『home/house』と言った言葉が多く登場する。そうしたメッセージは、シニカルで神経質そうなByrneのキャラクターや曲調に反して(ある意味では調和して)、会場にとてもあたたかな雰囲気を醸す。その雰囲気は私達の全てを包容し、私達を有機的に繋げてゆく…。そう、この作品と彼らの音楽はそんなアメリカ的なユートピアを表現しているに違いない。

勿論、単なる能天気なそれではなく、現実にあるネガティブな側面の存在も忘れない(ここはスパイク・リー的な色が強い)。

Byrne含むメンバー全員が楽しそうに踊り、歌い、演奏している空気感がとても微笑ましい。重要なのは、つまり、そういう事。らぶあんどぴーす💜✌️
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