からざ11

アメリカン・ユートピアのからざ11のレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
5.0
劇場で3回鑑賞。この感覚をもう1回!もう1回!と体が求めていた。公開が終わってからはサウンドトラックを繰り返し聴いて、脳内で映像を再生している。

デイヴィッド・バーンもトーキングヘッズも全く知らずに鑑賞したが、冒頭1曲目から耳と目と脳が喜びっぱなし。
地に足の着いた歌詞とトークで、普段なら身構えてしまう政治や分断の話が素直に染みてくる。ああ、このおじいちゃんと話をしてみたいと涙が出る。

ハイレベルな演奏家とダンサー、デイヴィッド・バーンが全員裸足で舞台を駆け回る。音楽だけでも美しいのに、こんなにエンターテイメントに仕上げられたらもう、うっとりするしかできない。

鑑賞後から今まで、ずっとデイヴィッド・バーンにぽわわわーんとなっている。次の秋、春にブロードウェイで再演するらしい。い、行きたい…。