評価が良かっただけ期待しすぎたのかあまりハマらなかった。
内容と表現にギャップがありすぎて戸惑ったのかも。
良くも悪くもいろんな意味で一般的に想像しやすいアメリカだなって思った。
色んな人種がいてハッピーでフレンドリーなアメリカ人が多い中、歴史がものすごく複雑で闇も多い。
政治や社会問題、気候変動（一言だけ）とか世間の人がわかりやすく意識できるって点では良いと思った。
エンターテイメントとしてのアプローチは面白いしバンドや演出などは最高だったけど、
昔アメリカに住んでいた事があるので何となくの社会や人の雰囲気は理解しているつもりだが、自分のマインドが日本人すぎて皮肉をノリに変える表現の仕方に違和感を感じてしまったのか。
そもそもアメリカってヨーロッパの開拓者が大陸を発見して先住民を虐殺したりアフリカから黒人を奴隷として連れてきて今があるわけで…そこら辺は深く触れずに移民がいるからアメリカがあるんだイェーイみたいなノリと観客の歓声は不思議な気持ちになった。
今の時代を生きる人達は昔の事にとらわれずに仲良く平和になってほしいけど観客はほぼ白人の富裕層に見えたし貧困層のアメリカ人はこれを見てどう思うのだろう。
アジア系の移民がいないのと女性が少ないのも少し気になる。
後ヒスパニックも多いよね、アメリカって。
チームの技術的に人種をバラバラにすることが難しかったとかあるかもしれないけど、この内容にするならそういうところも入れてくれたらよりリアル。
ライブでパフォーマンス見たら感じ方変わるのかな。
まぁエンターテイメントだからそこまで深く考えなくていいのかもしれないけど。
パフォーマンスは本当にカッコ良かったし。
スパイクリーの演出やカメラワークは素晴らしくて1番最後の世界観は好きだった。
