※2021年12月に配信で鑑賞した際のレビューは削除しました。
「STOP MAKING SENSE 4Kレストア」の公開に合わせて１週間限定のリバイバル上映を鑑賞。劇場はTOHO TCX+Dolby Atmosを備えたスクリーンだったけど音源は5.1chのはずで特には立体音響の効果を感じなかった。
劇場で観ると集中度が段違いでデビッド・バーンの発するメッセージが染み込むように心に入ってくる。冒頭20分程だけ配信版には無かったデビッド・バーンとスパイク・リー監督の対談があり、映画製作や楽曲の背景が語られるのも、より深い理解の助けになった。
パーカッション中心のメンバーが楽器を抱えてマーチングバンド風のパフォーマンスを演じる構成は可愛らしいし、トーキング・ヘッズ時代の懐かしい曲が入ってくるのも楽しい。
映画は人間性、多様性、移民、平等、BLMなど様々な問題を楽曲にのせて観客に送り届けて最後は「投票に行こう」というシンプルな呼びかけで幕を閉じる。
公演当時直近の2016年大統領選の投票率は50％、地方選挙は20％、投票した人の平均年齢は57歳だったそうで、バーンは最後まで言わなかったけど結果誕生した大統領は誰だったか…
