ジョー

アメリカン・ユートピアのジョーのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
3.0
『トーキング・ヘッズ』を聴いたことがないせいか、デビット・バーンの魅力がどこにあるのかいまひとつ理解できない。ちょっと調べると、アフロミュージックを取り入れた「ポストパンク」というジャンルのバンドだったらしい。70年~80年にかけてのバンドらしいが、この時期最も洋楽を聴いていたにもかかわらず、軽くスルーしていたのは何故なのだろう。
『トーキング・ヘッズ』の大ファンだったら、デビット・バーンの60歳後半とは思えない健在ぶりに、深い感動を覚えるにちがいない。

 私は彼に対する既成概念がない分、普段聴くことのないエキセントリックな調べが新鮮だった。
 彼のショーをチョイスしてくれたスパイク・リーに感謝。
 ふたりに共通するのは、人間らしさを脅かすものに対する飽くなきプロテスト。
 単なるライブ映像とは一線を画した、ふたりの強い絆を実感する。
ジョー

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