この歳でこれがやれてしまうオッサン、カッコ良すぎる。脱帽。
ミニマルさや曲のテイストが刺さってはなかったものの、段々とやろうとしてることとその表現の凄さに気づいて後半からグングン引き込まれた。
ケーブルを排除したバンドっていうところの、音響面どうしてるんだろうと思ったけど、どの曲も全員役割があってほぼ全曲で動きがあるので、演奏と動きのパフォーマンスを同時にこなし続けているのがハンパない技術力。
これによって成る一体感と身体性が圧倒的。
社会・政治の風刺も謙虚さが感じられて、押し付けがましくないのが良かったなぁ。
ショートータルでメッセージ性を感じられる、すごく纏まった構成と表現。
映画としては、アングルやカット割りが全カットにおいて正解。って感じがした。
最後の観客の表情がみんな最高に楽しそうで素敵だったな。エンディングのチャリ通勤もめっちゃいい。
当時になるべく近い環境、海外の映画館の応援上映的な感じで見たい。
