元TALKING HEADS のフロントマンDavid Byrne(1952-)とパフォーマー達による🇺🇸ブロードウェイのライブパフォーマンスを映画化した作品。
一糸乱れぬダンス・圧巻のライブ🎸パフォーマンスに体を揺らしながら浸った。
同時にストーリーとメッセージ性も高く、舞台を通して現代アメリカ🇺🇸の社会問題について考えさせられる。
知的好奇心を掻き立てる傑作。
↓以下ネタバレ
劇場への自転車通勤とグレーのスーツに全員裸足がカッコイイ。
また統一感の取れたライティング、照明によるシルエットの演出、舞台セット、選曲構成に知的なセンス・雰囲気を感じる。
この舞台でも一部演奏されるTALKING HEADS (1974結成-1991解散) の楽曲の歌詞はやや哲学的。
TALKING HEADSの曲には居心地の良い家、帰る自分の居場所、アイデンティティについての楽曲が多いが、この舞台においてもアメリカ人が考える理想の居場所(UTOPIA)が抱える問題点 ー 選挙率、移民問題、銃社会、人種多様性の問題が垣間見える。
🎦映画「STOP MAKING SENSE」が好きな方、現代の🇺🇸アメリカ社会に興味がある方々にオススメする。
私が観た版は、本編前の冒頭にスパイク・リーとデイビッド・バーンの対談付きだった。本編の理解が深まり、大変助かった。