T3K3

アクアマン/失われた王国のT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

IMAX/3D/字幕


実質打ち切りとなったDCEU最終作。2018年公開の1作目大好きマンなので、「(トマトが)腐ってもジェームズ・ワン」と信じて鑑賞。

しかし、前作には到底及ばない続編でした。てか1作目のFilmarksスコアが☆3.7って未だに信じられん。スーパーヒーロー映画として、MCU等を含めてもめちゃくちゃ大傑作だと思うんだけど。

最大のがっかりポイントは、ジェームズ・ワン特有の面白カメラワークアクションがほぼ無かったこと。個人的に前作はそういうシーンがある度に評価が上がっていく加点方式で楽しんだのですが、今作は減点も無ければ加点も無く、退屈な時間が長かった印象。そもそもアクション自体がかなり減ってるよね。掴みの冒頭バトルですらちゃんと見せてくれない時点で嫌な予感はしたけど。現場のゴタゴタのせいなのか、監督にやる気がなかったのか…。

逆に良かったポイントを挙げるとすれば、今やMCUでは見られない凸凹兄弟の掛け合いは楽しかったし、終盤のやり取りも普通にグッときた。劇中でも「ロキ」と言われてたけど、あの悪戯の神に比べたらオームはだいぶ素直でかわいい弟だと思う。僕自身が男兄弟なので、兄弟モノには相変わらず弱い。

ラストはライバル会社作品のパロディで幕を下ろしたDCEU。それでいいのか。プライドとかは無いのか。トニー・スタークの好物として知られるチーズバーガーにゴキブリを挟んだのは…流石に考えすぎでしょうか。

ジェイソン・モモア演じるアクアマンは本当に魅力的なので、「ユニバースとかめんどくさいこと気にせず普通に続編やればいいのに〜」と思ってしまう。
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