『アクアマン』の続編であり、「DCエクステンデッド・ユニバース」の最終作。
これでこのユニバースとはひとまずお別れということで、一抹の寂しさは覚えるものの、そんなことより次作以降のジェームズ・ガンのDCユニバースが楽しみになっている自分はなんと薄情なんだろう…。
それはさておき、今作は「DCEU」の最終作に相応しく、気持ちがいいぐらいエンタメ重視だった。言い方を変えれば中身はあんまりないとも言えるけど、別にそれでもいいじゃないかという気分。
どこかで見たことあるような色んなエンタメ映画の面白いところをただ繋げたかのような展開ではあるものの、飛ぶ鳥跡を濁さずという言葉があるように、これはこれで終わらせ方の1つの正解だとは思う。
確かに傑作ではないかもしれない。だけど、良い意味で尾を引かないので、終わりを明確にするという意味では、これ以上の作品はないはず。
自分はエンタメ作品において、こういう姿勢は大事だとも考えているので、色んなことを汲み取ったうえで、ちゃんと楽しめました。
あと、コメディ部分は思わずクスッとしてしまう映画ネタが満載だったのも良かった。とくにDCがマーベルネタをやると普通に笑っちゃう。逆もまたしかりだけど。