ありがとうDCEU！君たちのことは忘れない！
……と気持ち良く送り出したいところですが、アクアマンやワンダーウーマン、楽しかったしまだまだ続きが見たいのにな……….という悔しい気持ちは払拭出来ませんでした。もう立派なマン・オブ・スティール2ゾンビです。
前作と比べて少し地味な気がしなくもないが基本的には相変わらず抜けが良く元気な冒険活劇で楽しかったです。前作が煌びやかなVFX超大作なら、今作は大きなセットを作ってそこでキャラクターを大暴れさせるちょいオールディーな大作って感じでした。日本の昭和特撮映画的というか007的というかなんというか……。
あとなんかパイレーツ・オブ・カリビアンっぽいあと腐れない愉快さがありましたね。
DC再編成による再撮影やキャストの裁判のゴタゴタがあった事が作品の出来に影響していないとは言い切れない感じは流石にずっとありましたよ。不自然な編集やいくらなんでも雑過ぎる展開の羅列など。
前作でほぼ実写版(戦う)アリエルで最高だったメラは、演じたアンバー・ハードのモヤモヤを引きずる感じで、事前の想像以上に出番はありましたが内容的にはもっと関わるべきキャラクターのはずなのに台詞量が少なくてやはり不自然に感じました…..。
メラ(や何故かニコール・キッドマン)の出番が少なかった事が影響してるのかは謎ですが、女性が外で仕事して男性が家で育児するみたいなよくある母親神話に陥らない今っぽい価値観の画に見えなくもなかったのはなんか良かったです。しかし子育てはハードだぜ……。
…でもでもやっぱりもう大人の事情はうんざりだぜ。
しかし全体にはジェームズ・ワンのポジティブ陽性パワーみなぎる痛快娯楽作品には変わりなかったので、ワンにはこれからもホラーだけじゃなく楽しい大作映画を作っていって欲しいです。色々マジでお疲れ様でした。
…バットマンやジョーカーみたいにアクアマンやワンダーウーマンもユニバース関係なく続ければいいのに…。
