なお

アクアマン/失われた王国のなおのネタバレレビュー・内容・結末

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

DCEU第13作。そしてDCEUの歴史に残る最後の作品となった。
これで終わりか、DCEU…悲しいよ…

✏️キチンキトサン
「エビの殻とゴキブリの羽の成分は一緒なんだぜ?知ってる?」
そう言って会食の場の空気を本作に出てくる氷の世界の如く凍てつかせた彼は今も元気でやっているだろうか…

というわけで、アーサー・カリー/アクアマン単体としては6年ぶりの新作にして、2013年『マン・オブ・スティール』から11年続いたDCEUの歴史にピリオドを打つことになった本作。
残寝ながら個人的にはそこまでハマらず…有終の美、とはなりませんでした。

全体的にギャグ成分多め、アクアマンとその弟・オームによる漫才(またはコント)を見せられているような気分になり、マジメに見るべきなのか、はたまた腹を抱えて笑えばいいのか、感情のコントロールが難しい。
そういうおちゃらけた雰囲気はフラッシュかシャザムに任せておけばいい。

「アーサーのおつかい」とも呼ぶべき、各地を転々としながら探し物を探す…という展開はシーンのぶつ切り感を感じテンポが悪い。
前半~中盤は「これアクアマンじゃなくてよくね?」と何度思ったことだろう。

そのほか、スティーブ・シン博士の改心やアーサーの子どもが人質に取られるという展開もある程度予想通り。

最終盤におけるアクションやバトルシーンは良かった。
メラ(アンバー・ハード)とアトランナ(ニコール・キッドマン)にアクションシーンにおける活躍があったのは◎。
2人とも戦闘イケるんやね。
アクアマンvsブラックマンタによるトライデントを用いた殺陣も迫力十分。

またDCEU作品としては珍しく、「地球温暖化」という社会問題へのメッセージを取り入れたのも斬新。
陸と海は分かれているようでいて、実は繋がっている。
今や「温暖化」ではなく「地球沸騰化」が叫ばれる時代。深刻な社会問題の解決に向け、自分も襟を正さなければならないな、と思った。

…まあ、このメッセージを「説教くさい」と感じる人も一定数いそうだけど。

☑️まとめ
前作の正当な続編として、またDCEUが最後に魅せる映画作品として、見ておいて損はないかな、とは思う。

ところで、某タレントが出演している本作の日本版の予告映像で「陸海空全部行くのォ~!?」とはしゃいでたが、空には行ってません。
ああいう誇大広告ホントどうにかならないんですかね…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★☆☆

🎬2024年鑑賞数:6(3)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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