ゆかちん

アクアマン/失われた王国のゆかちんのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.2
おおお、王道スーパーヒーロー物語で綺麗に仕上げてた。
DCEUの締めくくりとしては、後味良い締めになったと思えた。

それぞれのキャラクターに色味がより濃くついて、単体として見やすく楽しいエンタメ作品で、ニコニコして見終えた。

色んな映画のオマージュありまくり!笑
まあ、既視感あったり先が読みやすかったり、大ボスが意外とアッサリで物足りないという点はあるけど、素直に良かったなぁと思った。





はるか昔、世界を滅亡させるパワーを持つ悪しき力、ブラック・トライデントと共に、ある王国が海底の奥深くに封印された。
しかし、この邪悪な力がブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)を利用して現代に解き放たれようとしていた。
このままでは、海底のみならず陸上の人間の世界をも滅びてしまう。この危機を前に、海底王国アトランティスの王であるアクアマン(ジェイソン・モモア)が、強大な敵を相手に仲間たちと立ち上がるーー。


海の中のシーンやアクションなど、迫力もあって映画館で見ると良い感じ。

もっとアトランティスの庶民の人たちの姿とか見てみたかったけど。

陸・海・巨大化した森・砂漠・氷河…と飛び回る。

環境保全というテーマは根底にある中で虫を食べるというのは何かのメッセージか皮肉か。



前作の敵が味方になるという、胸熱展開良かった!
前作ヴィランの異父兄弟であるオーム(パトリック・ウィルソン)と共闘するのイイね!

前作よりコメディ要素が強まり、テンポ感もアップ。

仲間と力を合わせて世界を救う、THE王道展開で、無邪気に楽しめた笑。

アーサーの脳筋具合が加速してるw
ジェイソン・モモア、コメディやるの楽しくなってるな?て感じ笑。
ワイスピのときのギャルノリとか、明らかに楽しそうやったもんな笑。

善悪の間で揺らぐ不安定な主人公とかも魅力的なんやけど、スーパーヒーローものは、信頼できる正義の軸がある人が主人公だと見やすい。
アーサーはそれがあるので良かった。
脳筋だけど笑。


オームも「真面目にしてるけど、実はちょっとおもろいやん」キャラと化す。

脳筋兄アーサーと、頭は良いが信用できるか不安定な弟オームて関係は、まさにmarvelのソーとロキ笑。
セリフでも、「ロキの言うことはきかん」みたいに明らかにいじってたね笑。
アーサーに振り回されてトホホ顔とか、走り方わからへんとか、アーサーに騙されて(?)G食べるとか、オームのおもろ要素があってよかった笑。
パトリック・ウィルソンも、良い味出してたな〜。こういう変化は楽しいのでは。


アンバー・ハートのいざこざでメラの出番減ったて事前情報あったけど、そんなふうに見えないくらい物語に即して自然に出番もあって活躍してて良かった。

MCUでウー捜査官を演じるなど、なんか印象に残るコメディ俳優のランドール・パークもシン博士として沢山出て嬉しかった!
彼がいると安心する笑。
根っからの悪人ではないんだろうなってところが似合う。
MCUでもウー捜査官でまた出てきてほしいな。


1人シリアスで走り切ったブラックマンタ。
父の恨みもわかるけど、元はといえば父が勝手にああなったんだけどなぁとも。
そこから悪の力に影響され悪が濃ゆくなる。
最後まで和解できなかったのは残念だけど、あれが彼のプライドなのだろうか。
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、最近大作や有名監督作で重要な役してるね。注目株!


ニコール・キッドマン、キリッとビューティでかっこよき。
スタイル良すぎ!
メラの父がドルフ・ラングレンて気づかんかったw

灯台守のアーサー父、なんか信頼感と安心感があってイイね。テムエラ・モリソン。

赤ちゃんも可愛かった。

子育てアーサー良かったし笑。

タコくん優秀。



ドタバタコメディなとこも、
アクションシーンも正統派でした。

デップーに「ダークすぎる!」てネタにされてたDCはどこへやらやな笑。


ラストの大ボスがアッサリやたなー。
まあ、今作はブラックマンタをメインヴィランにしたかったのだろうから、こういう仕上がりでもいいのかな。
(ブラックマンタをメインヴィランにしたいが、普通の人間である彼がアーサーたちを脅かすためには特別なパワーがいる…てところで使いたかったのかなとか。)


モモアマン似合ってたし、アクアマンメンバーもいい感じでフィットしてたから勿体無いね。

さて、DCはどうなるんでしょうね〜。
ゆかちん

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