正直、あまりグッと来なかったシーンが多かった。
『5億の仲間と、飛び回れ』のキャッチコピーほど、あまりアクアライドをメインに押してなかったこと。
また展開がある程度読めてしまったり、期待させておいて、そこまでの裏切りがなかったというところを強く感じた。
今回のアクアマンは妻であるメラとの間に産まれた子供の育児と海底の王国の国政の二足の草鞋を履いたヒーローとして描かれていた。
王であることの辛さや大変さも描かれてはいるが、それよりも兄弟の絆がメインとして描かれていた。
それはそれで良いのだが、個人的にはもう少し子供や王としての振る舞いの方に振り切ると思っていたストーリーとは違ったのであれ?という気持ちになった。
とはいえ、バトルシーンは見応えもあったし、ラストのバトルシーンは良かった。
また、『ザ・フラッシュ』のラストの飲んだくれアクアマンを少しは期待してたけど、そことのリンクしているところもなかったのがちょっと残念。あくまでもDCは世界が同じであって、そこまで作品ごとにはリンクはしてないのか……となってしまった。
個人的には『ザ・フラッシュ』と比較してしまうのは違うとは思いつつも、そちらの方が好きだったので、残念な気持ちになってしまった。