けんたろー

アクアマン/失われた王国のけんたろーのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.0
近年のDCEUをめぐる大人の事情のいざこざに巻き込まれた可哀想な一作。
これでなんとDCEUは終わりを迎えるそう。
そんな大団円的な作品に一応は当たるが、ラストカットがアレなのでそれらを全く感じさせない作品に仕上がってた(DCEU好きだったので結構悲しい)。


自分はジェームズ・ワン監督のファンであり、彼の映画のお約束やギミックなどを期待して行ったが、これが肩透かし。
前作は本当に楽しめたが、今作はあまり楽しめなかった。


タコのスパイのトポやヒヒーンと鳴くタツノオトシゴのストームなどキュートなキャラクターはたくさんいたが、
前作で顕著だった面白カメラワークとキメキメショットがほとんど無かった事が残念すぎた。
(クライマックスにちょっとだけだった…)


ヴィランのブラックマンタはスーツはとてもかっこいいが、言ってることは前作から何も変わっていなく、更にラスボスのアメコミ映画あるあるのフルCGの敵もそんなに魅力を感じず。

しかし大人のいざこざに巻き込まれた不運な作品であるが、それを全く感じさせないテンションの高さと、底抜けに明るい吹っ切れた感じは流石。
これらをまとめ上げたジェームズ・ワン監督はやっぱり凄い。
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