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クライ・マッチョのCOLORofCINEMAのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
4.0
●夕陽が映える。
あれは逆光ではない。
後光が差しているのだ。
イーストウッドが立っているだけでスコープサイズの画面が格調高くなる。そう、とにかくイーストウッドが出ているだけで評価は甘くなるのだ。仮に本作を他の俳優で撮った場合、極めて凡庸な感じになりはしないだろうか?
そう、これでいいのだ。
●アクション?
今回はニワトリにでも任せておけ。(と、いうのは冗談で実は伏線。そして女性にも動物にも子供にも大人気だ。接し方も優しい。本当のマッチョとは?言わずもがなである。)
●で、この”ほどよさ”よかったなぁ。
しみじみ、映画だわ。

●本作の味わいのひとつ。衣装。
イーストウッド監督の衣装デザイナー、デボラ・ホッパー(Deborah Hopper)は監修の頃まで遡ると40年近い付き合い (IMDb参考)
『クライ・マッチョ』のカウボーイハットもかっこよかったなぁ。
単独で衣装デザイナーとしてクレジットされている作品『スペース カウボーイ』も22年前!まさにチームだ。

●メインタイトルロゴのフォントがポスターにも使われているDavison Americanaだった。(割と幅広く使われてきたフォント)
タイトルデザイン(Main and End Titles) > Bruce Schluter/Darin Millett
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