ニクガタナ

クライ・マッチョのニクガタナのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
3.6
声に出して言いたい「クライ・マッチョ」久しぶりに実話ものじゃないクリント・イーストウッド監督作。評価低めなのも正直納得。78〜79年設定で、元雇い主の息子をメキシコの母親から連れ戻す、人の愛と優しさ再発見ロードムービー。イーストウッド91歳の希望、願望が詰まったような都合の良い展開に終始ニヤニヤして観る。またしても自身主演で他にスター俳優は入れず、メヒコの女性たちにモテモテ。そんな老人をベッドに誘う?追手のメヒコの悪党が弱すぎる。そんなパンチ食らうはずないでしょ。もうどこを切ってもベタだが嫌悪感はない。主役の13男児が何かあるとすぐ不信感露わにするはちょっと幼稚に見える。警察にヤクの運び屋を疑われててウケた。許された者イーストウッドにしか撮れなかったであろう監督40本目の記念作。まだまだ撮って欲しいがこれが遺作になってもきっと悔いはないだろう。辛い現実描く作品が多い中、たまにはこんなロマンチックな作品も良いもんだ。なんか幸せな時間であった。
ニクガタナ

ニクガタナ