90歳で監督主演をやること自体に、まず感服します。
イーストウッド作品は、21世紀に入ってからのものくらいしか観ていませんが、わりと好きで、近々の「ハドソン川の奇跡」や「リチャード・ジュエル」などは、終盤に、テーマというか言いたいことをはっきり伝えてくれるので、とても観やすくて好きです。今作も、終盤にある車内での2人の会話が、最も伝えたいことだったのかな、と受け取れました。余談ですが、ウディ・アレンもそういった手法をとっている気がします。
深読みや、観た人に答えを委ねるタイプの作品もいいですが、伝えたいメッセージをはっきりいってくれるこういう作品も、私は好きです。