Byleth

クライ・マッチョのBylethのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
2.6
名匠クリント・イーストウッド監督作品…なのだが、批評家・観客からの評価が芳しくなく、製作費3300万ドルに対して世界興行収入1550万ドルの赤字になってしまい、映画批評サイトRotten Tomatoesでは批評家57%、オーディエンス64%と微妙な評価に終わっている作品。
私個人としての感想は…まあ確かに赤字になっても致し方ない、ただ単純に凡庸な映画という印象だった。イーストウッドが2019年に公開した『運び屋』に比べて盛り上がる部分が少なく、これと言った印象に残るシーンがあまり無かったと思われる。
この映画を巡ってはワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーCEOのデヴィッド・ザフラフ氏が劇場公開したことに対して、『これは"ショー・フレンド"じゃない、"ショー・ビジネス"だ。』と、公開当時、この映画の劇場公開に踏み切った旧ワーナー幹部を批判したと海外メディアで報じられている。私としては映画というものは映画スタジオ・キャスト・観客の観たいもの、作りたいものが完全に一致して成功するものだと考えている為、"ショー・ビジネス"と言うならば、観客が何を観たいのかを把握する必要があるだろう。
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