イーストウッドの中でも傑作にカウントされるものではないかもしれないが、集大成としかいいようがない。
長々とは書くまい。作中のセリフ”The macho thing is overrated”にイーストウッドの演じてきた様々な役作り、作品作りのエッセンスが集約されていて、じーんと来る。
91の年齢でこんなにも自然に男女の間にほのかに芽生える恋愛関係を描き、動物たちに愛を振り撒き、格好良く銀幕を去って行くのか。(引退作はたぶん次の”Juror No.2”で本作は最後から二番目だが、監督かつ主演作としては最後になる可能性が高い)