テリヤキ

レミニセンスのテリヤキのネタバレレビュー・内容・結末

レミニセンス(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

え、あ、そっち系の映画だったの!?
すっかり騙されましたね。

ポルナレフ風に言うと、
「あ、ありのまま起こったことを話すぜ!
『てっきりインセプション2と思って観たらエターナルサンシャインで、かと思いきやミッション8ミニッツの続編だった!ケン渡辺は出ねぇ!』な、何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何を観たのか分からなかった、、、」って感じです。

予備知識なしで観たんですが、てっきり「記憶に潜入するプロである主人公のもとに、警察からある事件の捜査を依頼される。過去に現れる謎の女はいったい誰なのか?事件を追ううちに主人公は巨大な陰謀に巻き込まれていくー」的な話かと思ってました、まったく違いましたね。でも予告編観た感じだとそんな印象だったんですよね。

ん〜なんでしょうね、ジャンル分けが難しい作品なのでノーラン系映画ってことで。



ただごめんなさい、主人公が最後まで好きになれなかったのがなー悲しかったです。


まず、最初らへんでイヤリングをメイに返すくだりがあるんですけど、出会ったばかりの人にする会話としてマイナス一億点くらいの気持ち悪いことを主人公がやります。いやそりゃ悪手じゃろヒューの旦那。
いきなり目を瞑らせてファーストキスを思い出せなんてドン引きっすよ無理無理。

あ、この人ホントに嫌だなって思ったのが、警察との仕事中に周りが諫めるのも聞かずに自分中心で動いたところ、あそこでもう後戻り出来ないくらい主人公が嫌いになりましたね、それくらい彼女を想ってるってことを見せたかったのかもしれないですけど。

すぐ捕まってボコボコにされるとか、心配するワッツに対して冷たすぎるとかも減点対象っす。

「主人公がいい人に見えない」っていうところがこの映画の一番残念なところ、だから主人公をまったく応援出来ないんですよね。なんかプレステージの時のヒュー・ジャックマンっぽかったです。

あとは、ちょっとそれルール違反じゃない?っていうのもあって、さすがに見てないところを記憶で再現するのは不可能でしょ〜ってたぶんみんなツッコんだと思います。

文句ばっかり言ってすみません。
映像はめちゃくちゃ綺麗でしたよ、特に夜の街並みはGOODでした。
会話のシーンも、女性監督らしく言葉が丁寧でお洒落な言い回しが良かったですね、好きです。
ミステリーとしても楽しめました、ちょっとだけ先が読めちゃったけど。


まぁあれですね、まとめると恋は盲目系映画です、色んなところに目を瞑ってくれればオススメです。
テリヤキ

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