レミニセンスのミナリンのレビュー・感想・評価

ポンコツ映画、でも嫌いになれない。
ヘナチョコ男がうすぼんやりした理由で女を探して、社会の暗部に迷い込んでいくノワール映画。

自分の中では、後半のワンシーンの見せ方といい「アンダー・ザ・シルバーレイク」に近いバランスだと感じた。
あちらはどこかトボケた感じで演出されるのに対して、レミニセンスは大真面目に作られてるのに、監督の力量の問題でトボケた感じにしか見えなくなってる。

この規模の映画でこのバランスというのは、現代では非常に珍しい。
珍品好きなら見ておいて損はない。