むぎちゃ

レミニセンスのむぎちゃのネタバレレビュー・内容・結末

レミニセンス(2021年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

映画館から足が遠のき早数ヶ月…。
「三密じゃなきゃ安全」とか言ってたVTRはやっぱり差し替えられてたな…。


それはそうと、とうとうあらすじすらろくに読まずに鑑賞に臨んでしまった。

入口辺りでは割と近未来SFのクライムアクションかなと思ったけどどうやら違うと。
消えた女の謎を追う訳だが、展開&結末もむむむ…。
未来へ歩みを進むのも、過去に執着して過去に留まるのも間違いではない、と言う結論のようだが、どうしても後者に幸福を感じられなかった。
そもそも最初の説明的にこの世界の人々はハナからそうしている訳で、未来に希望の見いだせない世界でどう歩みを進めるかを彼女を追う中で掴むものだと思ってたから結構驚いた。
あ、最初のままでいいのかって笑

記憶を探られることを想定してメッセージを残すトリック(?)はなかなか。
騙されたあの人可哀想…泣き損じゃん…。

けどせっかく人の記憶(過去)な遡るならもう少し「あ、ここでの出来事はこういうことだったのか」とか魅せて欲しかったなー。
そういう仕組みを作りやすい設定だし。

で、元も子もない話だけど、この世界観である必要ってあった?
未来に希望を見いだせない、鬱屈して来る終焉も見て見ぬふりな人々…。別に現在とそんな変わらんよねぇ。
むしろあそこまで極端な世界観にした事で、火傷ハゲのあの人が相対的に「普通の悪人」程度に思えてしまった。だからあの仕打ちはやり過ぎって感じちゃう。死よりつらい罰…ウヒー
むぎちゃ

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