エンドロールのその先で

レミニセンスのエンドロールのその先でのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
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◉ニックとメイの関係性に焦点を合わせた”少女マンガ的”SFサスペンス!

他人の過去の記憶に潜入し、事件の捜査を行う〈記憶潜入エージェント〉ニック。
全世界が水に支配された近未来。ギャングの抗争事件の捜査に駆り出されたニックは、事件の鍵を握る謎の女性・メイに惹かれていく。
事件関係者への記憶潜入(レミニセンス)を繰り返すニックは、やがて彼らの記憶の中に現れるメイの存在に心をかき乱されていき……。

水に支配された都市・マイアミのロマンチックな情景や、物語を彩る詩的なモノローグなど、目にも耳にも美しく心地よい作品。
まさに水の中をたゆたうような気持ちよさがある反面、謎の女性・メイに心を奪われ右往左往するニックの心情の不安定さが、サスペンスの緊張感を高めています。

運命の出会いと、そこに絡みつく過去の記憶……。
果たして二人の未来は???
幸せの途中で終わる物語とは???

過去とは?
未来とは?
幸せとは?

そんな問いが頭から離れない一本です。

自分だったら、相手の過去を見てみたい? 見たくない?
他人の過去を覗く=他人のスマホを覗く、ということであれば、
パートナーのスマホを覗きたいタイプであればあるほど、ハマる映画かもしれません!?www

あ、あと最後にもう一つ。

「鍵を無くしたの……」と言って近寄ってくる女には要注意!
あの時、ヒュー・ジャックマンが言わなければいけない言葉はただ一つ。

「鍵の110番じゃないんだから、ウチの店は!」

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YouTubeでは、こんな感想や考察を垂れ流してます!

・あれ、これは「インセプション」的なものとは毛色が違うぞ!

・記憶潜入してしまったことで、好きな女の過去に囚われていく男の姿

・詩的な表現としてのモノローグが秀逸!

・メイに惹かれる理由が明示されないことこそ、少女マンガ的!

・フェミニンなメイとデキる相方ワッツ、これは恋敵!?

・うらぶれた建物、古い装置で捜査するというカッコ良さは万国共通?

・過去の記憶に執着する=未来に希望が持ちにくい現代の縮図?

・ニックの放った盛大なブーメラン(笑)

・「たられば」とは違う、過去の記憶との付き合い方

・同じ記憶を繰り返す人生って辛くない?

・歯を食いしばってでも未来に希望を持たなくては生きられないのでは?

・幸せMAXな時間を永遠にリピートするのって……ある意味、地獄じゃない?

・結局は人間の幸せとは過去にあるものではない?という深遠な命題

・恋って理屈じゃなくて「運命」だから問題

・過去という檻の中に閉じこもることは堕落じゃね?問題

・ワッツの「オカン感」、いいよねぇ〜。

・好きな異性の記憶を覗きたいと思うタイプ=勝手にスマホを覗くタイプ!?

・自分の過去を見られてOK? それとも見られたくない?

・一度入ったら蟻地獄? あの記憶ポッドに入ったらもう出られないかも?

・相手の過去を知ることよりも、未来を一緒に切り開いていきたい!

・設定自体がニックの男としての魅力を下げがちじゃね?問題

・メイによる悪徳警官の記憶の使い方、ちょっと酷くない?問題


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声優・雪乃さやかとアシスタント・めがぞ〜が、好きな作品をダラダラと語るYouTubeチャンネル『エンドロールのその先で』、公開中です!
ぜひぜひご覧ください〜!!!

https://youtu.be/89cShz6F9IU

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