このレビューはネタバレを含みます
至って軽薄に犯罪に走り、逃げ、捕まり、処刑される。目的はカネ。きっと新聞からは、それ以上もそれ以下も読み取れない。
その奥にある、冷血の中にある、人間の心理の謎。言葉や論理にならない何かが、彼に紳…
こういうバックグラウンドがある人間も、死という裁きをくだされなければならないのか?という反死刑映画にも捉えられるが、実在の話が基盤となっているためそこの言及は難しい。加害者側の犯行、逃亡、裁判、死刑…
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最後の心音しんど。
犯行時のペリー「自分を抑制できない奴は嫌いだ」の台詞が人の心の不条理を物語っていて恐ろしい。
たった数セントの瓶拾いをする父子を見て、過去の楽しかったひと時を重ねてたのか、悲しい…
次々と場面が切り替わる前半のカメラワークが斬新。殺人犯二人の逃走はロードムービー風、殺人の場面が明かされるのは終盤なので謎解きは無くても最後まで興味が継続する。心理描写も巧みで、奥行きがあり面白かっ…
>>続きを読むカポーティ最高。フィリップシーモアホフマン最高(本題じゃねえ)
ロバートブレイクの危うさがたまらん
実はを元にした映画もそうだけど、ノンフィクションノベルってただ淡々としてるんじゃなくて、現実に無…
ラストの方で窓の外に降る雨が主人公に反射して泣いているように見せかける演出、最後に本音を話す主人公、犯人だけでなく周りの人間も冷血であるのかもしれなかったな。という色んな感情になる映画。
葛藤やきっ…
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ショットの切り替えセンスが圧巻でした。妄想や回想への導入もスムーズで美しいし、最後のペリーの独白場面では、雨の影を使ってペリーの顔が右半分は泣いていて左半分は正気の真顔という洒落た演出がなされていた…
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