"子供のたわ言だと思ってるでしょ。
私にだって悩みがあるの"
【STORY】
2人の少女エマとアナイスが、13歳から18歳という思春期真っ只中を通してそれぞれの人生を進めていく様子に密着したドキュメンタリー。
勉強、体型、家族、友人、将来…思春期は誰でも、悩み事ばっかりですね。
【一言まとめ】
●現実は一番心に残る。
●『レディバード』の株が勝手に上がった
●それぞれの人生、それぞれの悩み
●突然のラプンツェルにテンション上がる
【感想】
《myfff2021⑧》
5年間を追った思春期のドキュメンタリーというだけあり、現実の物語がしっかり心に残ります。
どういう状況で撮られたのか分かりませんが、自然体な思春期らしい会話がとても印象的でした。年の近い妹がいるので、よくあんな感じで妹と母親が口論してたなぁと懐かしくなったりしました。
今作を観て一つ感じたのは、『レディバード』ってやっぱりすごいなということ。
あの作品は一応フィクションですが、現実である今作が "レディバードを彷彿とさせる" と思えるというのは、いかにレディバードがリアリティを持った作品だったかを物語っていますよね。
それぞれの人生があり、それぞれの幸せがあり、そしてそれぞれが悩んでいる。
大人になってきているし、でもやっぱりまだまだ子供で、18歳が「時代は変わった。激変だわ。私たちの時代は良かった」とか言っているのはずいぶん微笑ましかったです。
ラストシーンも良かったなぁ。
何を考えているか全部は分からなくても、色々な気持ちが入り混じったあの時の感情は、誰もが感覚として想像できるものでしょう。
あ、突然歌い出される『塔の上のラプンツェル』の "I See the Light" にはディズニー好きとしてテンションが上がりました。
---
観た回数:1回
直近の鑑賞:U-NEXT(21.01.28)
---
【星つけた際の個人的評価・好み】
総合点75pt/100pt 星換算★★★☆3.8
コンセプト点 76pt/100pt
心に迫る点 70pt/100pt
テンポ点 82pt/100pt✨
深み点 71pt/100pt
撮影点 75pt/100pt
演出点 80pt/100pt✨
音楽点 80pt/100pt✨