カタパルトスープレックス

ハム・オン・ライのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)
4.5
タイラー・タオルミーナ監督の長編デビュー作。一言、何なんだ、これは?

リチャード・リンクレイターな前半とデイヴィッド・リンチな後半とは言い得て妙。最初はよくあるプロムを舞台にした青春群像劇かなと思いました。それでも少し奇妙。年代がわからない。いろんな年代に見える。インスタントカメラは80年代だし、クルマは70年代だったり、現代だったり。エルヴィスのマグカップとか。

そして後半から徐々にテーマが見えてくる。出ていった者たちと、残った者たち。その断絶……だと思う。

ちょっと、もう一回観てみたい。