Ryan

ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたちのRyanのレビュー・感想・評価

3.2
テレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』の前日譚



ストーリー
ニュージャージー州ニューアークの支配をめぐり、マフィアの抗争が激化していた時代。イタリア系マフィアであるディッキーの影響力は、甥トニー・ソプラノの心に深く刻まれていく。


主演 アレッサンドロ・二ヴォラ
監督 アラン・テイラー



ドラマ映画としては知らずに鑑賞
どこか分かりづらさがあったがその理由が前日譚なら納得だ。

ストーリー的にはマフィアというよりシリアルキラーに近いと感じた。
個人的にこの時代の命のやり取りを描きつつも割とマフィアというより人間らしさを求める主人公に何故か殺人鬼としての印象の方が強く感じる。
エゴで殺すのはもちろんわかるのだが、血は争えないということと暴力の定義がキャラクターによっては曖昧に感じざるを得ない。
マフィアだろ!と言われたら何も言い返せないが、どこか違和感漂う。

全体的にごちゃごちゃ感が強くゴッドファーザーがどれだけ良作なのか知る良い機会となるだろう。
キャストは豪華で今は亡き名優レイリオッタやジョンバーンサル、ベラファーミガなど脇役に個性的な役者を多く配置しておりなかなか楽しい。
今作の主演アレッサンドロは年齢とともに色気が増し角度を変えると時折クリスチャンベールに見えなくもない。
あれ?ベールが出てる!?
そんな楽しみ方も1つ。

ずっと気になっていた海外ドラマと同じ名前という事で調べてみると海外ドラマ版主演のジェームズガンダルフィーニの息子が彼の役として出演しているとか。
とりあえずドラマを観る良い機会となりそうだ
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