テレビ用に作られたというB級ロマコメ。特にキャストにその匂いが強い。
もしヒロインをレネー・ゼルヴィガーに替えて、さらに20分くらい尺を伸ばせば、劇場公開するに値するいい映画になったのではないかと思える。
私の好みの要素が多い作品。それだけに序盤から違和感なく入り込めた。心地いいのは音楽のせい。過剰すぎる気がしないでもないが、レストランに絶え間なく流れているBGMだと考えれば、悪くない。
ただ、ストーリーがあまりにも! というくらいオードックスなのだ。もちろんこれも受け取り方次第。意外性がない分だけ安心して観られると言える。「今日は気軽なものを」という気分のときなんかには、きっとちょうどいい。
[オリジナル音声+日本語字幕]2023/04/09 WATCHA