クリムゾンキング

Castle Freak(原題)のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

Castle Freak(原題)(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「オレたちのゴードン」ことS・ゴードン監督の「キャッスル・フリーク」のリメイク。
正直、原作(というか元ネタ)のアウトサイダーはおろか、キャッスル・フリークですらないよね?な出来なんだけど、古城の雰囲気といいドギツいゴア描写といいとても満足のいく作品だった。

後半のわけわかんなさ加減とグロテスク描写のオンパレードは「クトゥルフってこんな感じだよねw」って感じで好きだし、ヨグ様とか全然関係ない話なのに無理やり出てきてる点についても、こういうのもありかもって思えるレベル。そもそもラヴクラフト自体が勝手に解釈加えていいよってスタンスだし。

といいつつ自分は原神話しか読んだことない(というかその設定以外あまり好きではないのだけどw)
でも最後に実はアーミテージ教授でしたー!と我らがウェストが出てくるのは「おぅ、そうきたかw」という感じ。
そもそもウェイトリーでピンとくるべきだったとちょっと後悔。
キャッスルフリークっていってるけど半分くらいダンウィッチの怪じゃねぇかよ!なんだけど総じて、好きな作品だった。

結構ラヴクラフト作品読んでないと(設定とかでなく)置いてかれる感じだけど、こういう「読んでる奴だけついてこられれば良いから!」な作品があっても良い気がする笑笑

生粋なファンからはあんまり評価よろしくない(そりゃそうだ)ようだけど、僕みたいに中途半端なファンには大好物の宝庫でしたん。