事件に巻き込まれ視力を失ったエレンは新しいマンションで介護士のクレイトンに支えられながら目の見えない生活に慣れようと藻掻いていた。
少しずつ落ち着きを取り戻し始めたエレンだったが、次第に周囲の人々に疑念を抱くようになる。
果たしておかしいのは周りの状況なのか?それとも自分自身なのか?…というお話し。
目の見えない主人公。
そして序盤で提示される「この映画に映し出される映像は真実ではないかもしれない」という設定がとてもスリリング!
人は五感の内約8割を視覚から得ているらしいし、特に映画なんて主に目で見分ている訳だから、それが信じられないとなるとよりエレンに感情移入していまいます。
ドアを閉めて出ていったけど本当はまだ部屋の中にいるんじゃないかとか、こういう人に見えているけれど本当は容姿が全然違うんじゃないかとか。
目が見えない事の“怖さ”を実感。
自分は目が見えるからって安心していても、もしかしたら世の中で当たり前だとされているけれど見た事がないものは実は嘘なのかも…(笑)
だって天動説が間違っているって僕自身が確かめた訳じゃないから…(笑)