しもんぬ

クエシパン ~ 私たちの時代のしもんぬのレビュー・感想・評価

4.1
私の母国語には自由という言葉はありません。
今まで一度も限界はなかった。
とらわれてみないと自由は分かりません――。

映画『サーミの血』を観た時と同じく、周辺人のまなざしで西欧近代主義的価値観を少し疑いながら観ると、より深みが増す映画だなと思った。「同化」ではなく「境界に留まる」という選択。多様な価値観に晒される現代を、振り回されず、悠々と生きて行くために。
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