らんらん

羽織の大将のらんらんのレビュー・感想・評価

羽織の大将(1960年製作の映画)
3.0
フランキー堺は大卒ながら就職口が見つからず、落研出身だったこともあり落語家を目指すことにします

前半は師匠(加東大介)や兄さん(桂小金治)のもとで苦労しながらも修行を重ねる日々
後半ではそのキャラクターが受けてテレビやCMに引っ張りだこの日々
でも天狗になっちゃって本業が疎かになり、師匠に不義理したり
遂には大学時代からの悪友(藤木悠)の選挙違反に巻き込まれ逮捕
メディアの仕事はなくなり、落語家としても破門状態
オチは兄さんの死をきっかけに改心、再び真面目に落語に取り組むってことろで終わり

団令子は行きつけのラーメン屋の看板娘として登場
一応ヒロインなんだろうけど出番はそんなに多くなく、フランキー堺との絡みも少ない
いてもいなくても同じみたいな、結局なにもなく故郷に帰っちゃいます

原知佐子はフランキー堺の妹役、大学進学のため上京して来てそこにフランキー堺が居候する
なんか仲間たちと運動?デモ?みたいな活動に夢中
性格もきつくいやーな感じで、落ちぶれたフランキー堺を捨ててどっかに行っちゃう

一応コメディなんだろうけどあまり面白くない、笑えるところがあまりないかなー
唯一ウケたのがブレイクしたフランキー堺が活躍するシーンで「貝になりたくない!」って叫ぶシーンくらい

団令子にしても原知佐子にしても魅力が出てない、コメディならもっと明るくかわいく盛り上げてほしかったなー

なんか変にリアリティがあって、ブラックユーモアのつもりなのかもだけど笑えないんだよねー、どう見たらいいか困るやつ
もっとライトなコメディ期待していたので残念
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