KH

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのKHのレビュー・感想・評価

4.0
色んな映画を見ているとザ王道映画は斜に構えた見方になってしまいがちだけど、それを覆すぐらいのミュージカルとファンタジーだった。
やっぱり王道のストーリーを王道に楽しむのが映画の1番の楽しみだなと改めて思った。

リアルに置き換えたらなんて事ない物語をチョコを基軸に、みんながチョコに拘泥する姿が可愛いし、チョコレートファンタジーってのが何よりいい!

ファンタジーってSFみたいに製作者が本当にこの世界がある事を前提として精密に作られた世界観とか舞台とか小道具とがあって初めて、観客がファンタジーの世界に入り込めると思うけど、この映画はギミックとか作り込みが凄いからファンタジーの世界にどっぷりと浸かれた。

主人公たち以外登場人物(悪役)のミュージカル調の演技(顔に注目)が楽しいし、そこもファンタジーの1部になってて悪役達も魅力的!顔がクローズアップされる演出が良かった。

主人公のティモシーシャラメの配役も成功してて、カッコイイけどその奥にたまに見せる狂気じみた表情をみせるのがウォンカにあってた。
KH

KH