ぼとる

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのぼとるのレビュー・感想・評価

4.0
母との約束のため、チョコレート職人のウィリー・ウォンカは、世界一のチョコレートショップを立ち上げようと、商売の盛んな街へ出る。しかしそこは、夢を見ることを禁じられた町で…

『チャーリーとチョコレート工場』でお馴染みのウィリー・ウォンカのチョコレート工場を築く前のお話。

今作『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚というよりは、『夢のチョコレート工場(1971)』の前日譚に近かったです。
あの摩訶不思議で独特の雰囲気とは違って、かなりピースフルで「夢」に向き合った、明るいミュージカル作となっていました。ディズニー並みにみんな歌います。

吹き替えで鑑賞したのですが、なんとウィリー役をDa-iCEの花村想太さんが熱演。ティモシー・シャラメの甘いフェイスに負けず劣らずのとろけるような美声、口より耳が幸せになるハイトーンボイスが最高でした。

個人的に「なんじゃこの世界は!?」と幼い頃に度肝を抜いたティムバートン版がやっぱり1番ですが、夢を信じ続け、幸せを分かち合うことを大事にする、今作の雰囲気もアリでした。
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