Byleth

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのBylethのレビュー・感想・評価

5.0
ロアルド・ダール原作の児童文学作品『チャーリーとチョコレート工場』から題材を得たティモシー・シャラメ主演、『パディントン』シリーズのポール・キング監督のファンタジー・ミュージカル映画
ウィリー・ウォンカを演じるティモシー・シャラメの演技力と歌唱力が異常レベルで心を躍らせたのは勿論のこと、劇中歌もミュージカル・ナンバーを飾るに相応しいものでありダンスシーンがかなり圧巻のクオリティだった。今年のミュージカル映画では実写版リトル・マーメイドのハリー・ベイリーも素晴らしい歌唱力を発揮していたが、ティモシー・シャラメはそれと同等のレベルではあるものの穏やかな歌声を発揮していたと思う。ファンタジー世界に合うようにVFXが上手く活用できており、チョコレートの演出にも磨きがかかっていて製作費1.25億ドルからこれだけ素晴らしい映像を作り出せているのはかなり良いところだったうえ、劇場の大スクリーンにチョコレートの魔法がかかったような出来栄えになっていた
附度なしで今年ベスト候補
2時間弱の上映時間においてハラハラドキドキするストーリーテリングになっており、逆にこれ観た後だと製作費2.7億ドルから3億ドルレベルの『マーベルズ』はよく2時間以内に収めることが出来たなって思えてしまう
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