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ウォンカとチョコレート工場のはじまりのEPATAYのレビュー・感想・評価

4.0
楽しかった!が鑑賞後の最初にくるのでそれが良かった。

冒頭から手際よくキャラ設定や世界観の提示をしていき、その後は“チョコ”を巡って【夢の在り方】を楽しく描いていく。

この冒頭の上手さはもう職人芸の域。

設定にこだわりすぎていないところも良くて、なぜチョコが通貨の代わりくらいの位置づけなのかとかそもそも魔法ってなに?みたいなところはフワッと片付けることで童話感が増して、変に理屈的に説明されるよりもむしろ世界観にのめり込める。

あとはチョコの使い方ひとつでここまでユニークに世界を広げられるんだと感動した。

チョコを麻薬に見立てて警察と協会の腐敗を描くとかも面白いし、クライマックスでウォンカ陥るピンチの描写も映画あるあるなんだけど新鮮で面白いという。

シャラメの一見で複雑な気持ちで見なければいけないことや、日本の宣伝がクソなことがなんとも遺憾だけど、1本の映画としてはすごく良くできた作品だったと思う。
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