幼い頃飽きるほど見た「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚。
無一文のウォンカが如何にしてチョコレート工場を作り上げたかを知る。
前作のチャーリーとチョコレート工場は(以下、チャリチョコ)監督であるティムバートンの"味"が充分作品に投影されている作品だったが
今作もまさにそう。かなりポールキング味が強い作品だった。
なので終始明るい。
ファンタジー色がかなり強かった。そこが少し足を引っ張ってしまったかなという印象も受けた。
個人的に前作のチャリチョコは暗くはないけど明るくはない映画だと思う。
裕福な子が散々な目に遭っていく映画だし、ティムバートンの奇妙なセットが時々すごく恐ろしく見える瞬間もある。
決して暗い映画ではないが、ティムバートンのパンチのある"癖"が見え隠れする瞬間がたまらなく良い塩梅で絶妙な映画。
今作はもうそういうのが一切ない。
楽しい時は楽しい歌を歌い
悲しい時は悲しい歌を歌う。
それがミュージカル映画だ。それはそうなんだけど、チャリチョコに登場していた「ウィリーウォンカ」とは全くの別人に感じた。
全く寄せろ、と言ってるわけではない。
これはこれで面白かったし、ポールキングの創り出す映像はとても美しかった。
がしかし…なんだろう、引っかかるものがある。伝われ(笑)
ラストは無難に泣きそうになった。
ヌードルは演技あんまり上手くないね(唐突なディスり)
追記:この映画はジョニデのチャリチョコ…ではなく、「夢のチョコレート工場」の前日譚とのこと。なるほど。集客目的を狙ったマーケティングが明らかに"違和感"を産んでるな、、笑
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[この映画のBest俳優]
ティモシーシャラメ
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆