かなりミュージカル色は強め。
「チャーリーとチョコレート工場」のウォンカとは全く別世界のウォンカの話だった。
チャーリーとチョコレート工場の人物像、設定は一旦忘れて見るのが正しい。
今作のウォンカは純真無垢な人物像で、鬱屈とした過去や変人ぶりがきらめいていた前作とは完全に異なる。
茶目っ気があり可愛くて、とにかく素敵な青年。キラッキラのティモシー・シャラメ最高だった。
ストーリーとしては、私がこのシリーズに求めるものはわくわくドキドキきらきらな世界なので、割と現実に引き戻される時間が多くて、もう一声!もっとキラキラを頂戴!という感想。
今作を見たことで、変人で淋しげで痛々しいんだけど、でも見ていて可愛そうな気持ちにさせずに「可笑しな人だなぁ」って心配なく笑わせてくれるウォンカを演じていた、ジョニー・デップはやはり素晴らしい俳優さんだなぁと改めて思った。
前作よりも相当毒を抜かれて、子供向けにチューニングされてる。
2024.01