なかよし

SNS-少女たちの10日間-のなかよしのレビュー・感想・評価

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)
3.3
ドキュメンタリーが好きだからこそ色々考えてしまう。ドキュメンタリー≠ノンフィクション。それぞれが分断されているような構成がノンフィクションっぽいしそれが良いわけではなく、ただとっ散らかっていた印象。
玉石混交というには石が混ざり過ぎていて辟易とするが、たまにユーモアと愛に溢れ(ているようにみえ)る彼のような存在にも出会えるからウェブでの出会いを完全に閉じなくても良いよな、とも思える(でも感動的に描きすぎだけど。あくまで12歳と話そうとする20歳ってヤバいと思う)。

ウェブの向こうの彼らはペドフィリアでも無いし愛も恋も無いし、ただそこには性欲があって、、嫌悪感しか湧かなかったけど、こういう映画見た時に考えるのは、例えば自分がそういう趣味だったらどうだろう、ということ。投影じゃないが、そうなってしまっていた可能性は誰にでもあって、そこには自覚的で居たい。
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