このレビューはネタバレを含みます
映画を観て、吐き気を感じたのは初めてだった。
公式HPでは、それらのことをオオカミと呼んでいるが、オオカミなんて表現では可愛すぎる。
足元の自分の人生を満足させるものにできず、弱い立場の人間を支配して、性的欲求と承認欲求を満たそうとする〇〇。世界中の罵倒表現をかき集めて、〇〇にぶつけてもまだ足りない。
自分の性を呪わずにはいられなかった。
もっと自分の人生に絶望している時だったら、「自分もこうなっちゃうのかな」と自死半歩手前レベルの絶望に落とされていただろう。
こんなことしている場合じゃない、と自制できなくなったら、それは本当に自分がこの世界から消えなくてはいけない時だと感じさせた。