ThePassenger

暗くなるまでこの恋をのThePassengerのレビュー・感想・評価

暗くなるまでこの恋を(1969年製作の映画)
2.0
トリュフォー、ベルモンド、ドヌーヴのレアな顔合わせに期待をしたが、映画自体は凡庸な出来に終わった。ウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の小説が原作にしては、サスペンス性にも乏しく、途中で何度か眠たくなった。見所は、ドヌーヴが纏うサン・ローランの衣装と彼女が胸を露わにするシーンだけと言ったら草場の陰でトリュフォーが激怒するだろうか。本作はジャン・ルノワールに捧げられており、オマージュなども多々あるらしいが、そもそも彼の作品に触れていない私には全くピンとこない。奥手な企業経営者に扮したベルモンドが今ひとつ役柄にフィットしていないように思えてならず (2024-9)
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