「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督作品。
1時間でサクッと見れるけど、かなり長く感じた。
でもそれは面白くないって訳ではなくて、濃度が濃いのが要因かと。
いろいろやり過ぎてます。笑
阪元監督の強みである雰囲気重視の長回しや軽快で笑える会話劇は、今作でも健在。
若者の会話がとてもリアルで、「こんなノリあったな〜」と懐かしくなると同時に、若干の嫌悪感と羞恥心。
調子に乗った若者を殺すことで爽快感を得るホラー映画かと思いきや、後半の展開は予想を斜めにいくものでした。
映画自体は全体的にしょうもないんだけど、これこれで好き。
楽しければいいでしょ?
面白ければいいでしょ?
という意気込みを感じた。
自分の好きをベースに、勢いとノリで作っている感じで、そこにツッコミは野暮。
<気に入った会話>
「これは村の決まりやねん」
「なんのためにこんなことするんですか?」
「なんやかんやも規則やねんからしゃあないやろうがい!」