かずのこ

スパイ・コード:CICADA 3301のかずのこのレビュー・感想・評価

スパイ・コード:CICADA 3301(2021年製作の映画)
3.8
「Cicada3301」は
実際に2012年頃に出現したネット上の暗号パズルとその組織。
正体不明で実際に解かれたかどうかもわからず、
本当のところは何も判明していない。

その「Cicada3301」を題材に
面白おかしくスパイものっぽくした、
ありがちなコメディ強めのエンターテイメント。

主人公が無骨な感じで天才っぽくないのと、
ヒロインは美人だけど何かと中途半端、
サブキャラがそこそこ面白いけど、
下ネタギャグもウィットに富んだ語りもスベッてる。

で、巷の評価が思いのほか低いのは、
「Cicada3301」の不思議さや怖さや奥深さについて浅いところ故か。

陰謀なのか何なのか、
エロいパーティの裏に何かあるように見せて何もなく
幼少期の虐待や隣の少女が死んでしまったりが
何にもつながってこないので、
本当はもっと深くしようと思ったのを途中でやめちゃった?かんじ・・・

監督のアラン・リッチソンは
トム・クルーズ主演映画「アウトロー」の
テレビ版「ジャック・リーチャー」の主演。
シーズン2も決定している人気作で面白いんだけど、
今作ではおバカでホモっけのあるエージェント役で笑わせる。

肩の凝らないエンターテイメントとして、
深く追求せずに楽しむ作品。
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