鰹よろし

Black Siteの鰹よろしのレビュー・感想・評価

Black Site(2018年製作の映画)
1.5
 人類は自身らが誕生前からいた旧神たちを魔術を使い異次元へと永遠に閉じ込めたが、旧神たちは戻る手段を発見し...。永遠とは何なのか...

 1926年にアメリカが主導の下、旧神たちを捕獲する組織アルテミスが結成。ブラックサイトという施設で旧神たちをひたすらに送還していた...

 ある日、旧神エレボスが捕獲されブラックサイトで送還を待っていると、エレボスを崇拝する53名の訪問者たちが施設を襲撃。彼奴に両親を殺され送還を待ちわびていたレン・リードは頑張るったら頑張る...

 エレボスなのかエレバスなのか?どうでもいいけど・・・

 現世の旧神たちを送還する者たちと現世の旧神たちを崇拝し奪還しようとする者たち。現世の旧神たちは数えるほどしかいないのかおそらく知らぬ存ぜぬ者たちもいるのかもしれない。

 そんな同じ人類という種属にありながら同じ言語を有しながらも、同じモノを対象に全く異なる見解を示し争い合う人間たちを、ほんの些細なコミュニケーションエラーを始め、騒動を前後して魅せる何かしらの変化や反転を以て問う感じは同監督の「ドント・ゴー・ダウン」(2019) へと繋がってるんだと思う。

 なんか魔術云々言いながら全然使わないし一向にどんなものがあるのかもよくわからないんだけど、その結果諸々のテクノロジーを使えない空間ってことにして、より生身の人間たちがぶつかり合う様子を演出したのは良かったのかどうなのか・・・。

 タバコを吸えない(火がつかないだっけ?)ネタ最後に念押す感じは好き。


「ブレイド」シリーズ...「スーパーナチュラル」...
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