このレビューはネタバレを含みます
ずっと酸素ポッドに中に閉じ込められたままなので、すごい撮影コストが安そう。
システムのあらゆるプロセスが人体という名のオブジェクトを管理していて、どれがどのリソースに負担をかけてるかを分析する描写がプログラマーのデバッグ作業と似てて面白かった。
なんで主人公の記憶が無いままなんだろうと思っていたら、クローンだからだという。そういえば記憶の移し替えができるみたいな研究発表を主人公本人がしていたのだった。こういう愛の形もあるのか。めちゃくちゃ倫理的にアウトな気もするが。
こんなにガバガバとクローンを生成してたらそりゃ地球の資源が足りなくなるよなぁ。こんな感じで権威者たちが一か八かでコールドスリープして別の惑星を探し出すのも、AIが跋扈する現代からすると、十分ありえる未来に思えてゾッとする。