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闇はささやくのharuのレビュー・感想・評価

闇はささやく(2021年製作の映画)
3.0
霊のせいにしないでください。

夫の仕事の都合で、田舎に越してきたキャサリンは、知人もおらず孤独でメンタル病み気味。しかも家では怪奇現象がけっこうな頻度で発生、そしてついに娘と共に女性の幽霊を目撃してしまう。しかし夫は取り合ってくれず…

おばけやしきに住む一家の恐怖体験…かと思いきや、人間側にクソが紛れているとは!
この町では霊の存在を信じる者が多く、キャサリンはその影響をモロに受け、ついには夫に内緒で近所の皆さんと降霊会を催すまでに。しかも「幽霊といると心が安らぐ」とか、目力強めにだいぶ危ない発言。ここは夫頑張れ!と思ったのですが、話は思わぬ方向に。終わってみれば美術の話とか、いろいろ伏線になっていたんだなーと思いましたが、どれも直球すぎてあまり印象に残らず。ただテンポは良く、楽しめました。ちなみにエディとウィリスは、二人で何か企んでんのかと最後まで疑ってたんですが、結局普通に良い子たちだったのか?
ところで「悪霊は悪人としか交信しない」らしいのですが、悪霊からお墨付きを得るほどのクソ人間は、霊界パワーを使わなくても十分クソ人間でした。このような方はどんなに限界が来ようと、死ぬまで我慢でお願いします。
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