ヒロオさん

とんびのヒロオさんのレビュー・感想・評価

とんび(2022年製作の映画)
3.6
妻を事故で亡くし、男手一つで息子を育てる不器用な父親と、それを支える温かい周囲の人々の話。
父子の絆と、広島の人情を描く。

こてこてな昭和のヒューマンドラマ。
特に昭和生まれで、息子を持つ男性には響く作品かもしれない。
自分自身の父親との関係、息子との関係と重ね合わせながら観ると感動するのかも。

私にはあまりハマらなかった。
失礼だが、本作を作った人は感性が古いなぁと思った。
「不器用で喧嘩っ早い昭和の頑固親父」に今どき美学を感じないし、子どもが親に結婚の許しを請うのを美化する風潮も謎。

薬師丸ひろ子演じる小料理屋の女将と、その娘のシーンは良かった。

息子が父とのエピソードを飯のタネにし続けていたことに笑ってしまった。
ヒロオさん

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