同じ日の繰り返しから抜け出せない“タイムループ”と青春映画の相性の良さは、「うる星やつら2」や「ハッピーデスデイ」でも証明されている通り、本作も彼女が抱えている“秘密”がミステリーと恋愛映画の両方のアクセントとなっていて面白かった！
劇中でも何度か言及されていた「恋はデジャブ」のオマージュで、何度も同じ日を繰り返すうちに街の住人たちに“ちょっとした手助け”が可能になるシーンを冒頭の長回しでサラッと見せるのも上手いし、それが物語にとって大事な鍵となっているところも素敵。
そして、その街の住人への“ちょっとした手助け”を劇中では「完璧な瞬間」と呼んでいて、原題（THE MAP OF TINY PERFECT THINGS）にもなっているんですが、字幕だと「奇跡」なんですよね。最後のピースは、まさに青春映画における「完璧な瞬間」！
ヒロインを演じているのは「名探偵ピカチュウ」「ザ・スイッチ」（早く観たい！）のキャスリン･ニュートン。同じ毎日でも様々なファッションを変えているのも楽しいし、「スター・ウォーズ」や「ドクター・フー」を始め映画ネタもたくさん出てくるのでオススメです！
